「六一書房」様の看板を制作させていただきました!

レトロなお店が数多く残り、様々な書店が並ぶ街でもあります…東京都神保町。

学生の頃は時々寄り道をしたりして、ドキドキしながら古本屋に入ってみたり、レトロな食堂に入ったり…とても大好きな街です。

そんな神保町にあります、歴史・考古学専門分野の書店と出版社「六一書房」様。

この度、六一書房様のビルの看板を制作させていただきました。

袖看板と案内看板、ポストカードボックスの計3点を納めさせていただきました。

昨日無事に看板の設置が完了いたしました!

夜間にはライトアップもされるよう、照明も取り付けていただきました。

ちょうど台風の接近などもあり、無事に施工ができるか心配でしたが、幸いお天気にも恵まれ無事に設置することができました。

施工を担当してくださった会社様も、誠にありがとうございました。

 

六一書房様では、専門家の方だけでなく一般のお客様にも書店へ気軽にご来店いただきたいとの思いがあり、営業時間やビルの案内看板を設置したいと考えていらっしゃったそうで…

この度、たまたま私のホームページを見つけてくださり、作品の写真をご覧いただきまして、

過去に制作した私の作品(子守り唄)の雰囲気で看板を作ってもらいたいとのご相談をいただきました。

ちょうど1年前にお話をいただいてから、デザインの打ち合わせや設置場所の相談などなど…

何度かご相談をさせていただきながら、少しずつ制作していき形にしました。

とても長らくお待たせしてしまいましたが、完成まで気長にお待ちくださり本当に感謝しております。

誠にありがとうございました!!

 

看板のデザインについて少し書いておきたいと思います。

▼案内看板とポストカードボックス

案内看板とポストカードボックス

案内看板は、会社ロゴマークの優しい雰囲気のデザインに合わせつつ、見ていて楽しい雰囲気の看板にしたいなと思いました。

お店の前を通りがかった人が「なんだか面白いな」「かわいらしいな」と思って、ついついこの看板を覗き込んでくれたら…

親しみを感じてもらえるような雰囲気の看板を目指して制作しました。

また、「歴史・考古学」が専門分野であることがすぐに分かるよう大きく文字を入れて、書店で働く人を”埴輪”に見立てて作りました。

1階の新刊フロアにいる埴輪は「いらっしゃいませの埴輪」

2階の古書フロアにいるのは「本を運ぶ埴輪」…とそれぞれ設定があったりします。

小さいテーブルと椅子を3階の出版フロアに作ってみたり、ミニチュアサイズの本棚も作ってみました。

 

▼ポストカードボックス

ポストカードボックスには真鍮で制作した遮光器土偶を取り付けました。

遮光器土偶の表情はにっこり微笑み顔になっています(^^)

上の蓋を開けるとポストカードを取り出せるようになっています。

雨やゴミの侵入を防ぎつつ、中が見られるように中央に透明のアクリルボードを取り付けました。

 

▼袖看板

袖看板の方は会社ロゴマークを立体的に…。

1枚の銅板を打ち出して制作しました。

表と裏面の2枚を重ね合わせて、どちらの通りからも会社ロゴマークが見えるように制作しました。

黒く硫化をさせてから磨き、銅の落ち着いた色味を生かして制作しました。

優しくほほ笑む埴輪のお顔が良い雰囲気です(^^)

ぜひ神保町を訪れた際には、立ち寄ってくださればとても嬉しいです!

 

【六一書房】
歴史・考古学分野の専門書店・出版社。
東京都千代田区神田神保町2-2-22
営業時間:10:00~18:30
定休日:日曜・祝日(土曜は通常通り)
https://www.book61.co.jp

 

GALLERYページの方にも写真を掲載しております。

ぜひご覧ください。⇩

https://hinakoikeda.com/kanban/